痛い所を突かれた気分
オンラインで大学の授業を受けている娘。
今度のレポートの課題テーマは、恵まれた環境にいる人が社会でやるべきとは?です。
「どう思う?」
数日前から聞いてきます。
また来たー、私に?
と思いつつ、考えさせられています。
恵まれた環境にいる人とは?
恵まれない環境にいる人とは?
世界に目を向ければ、日本に生まれただけで、恵まれた環境なんじゃね?
と思うし、国内なら貧富の差や家庭環境、あらゆる才能の差だったり…
どこに焦点を当てるか、難しい。
娘は
「自分は恵まれていると思う。」
と言います。
中学生の頃のクラスは、勉強ができる雰囲気があったから、皆んな勉強できた。
部活も先生が褒めてくれたから頑張れた。
高校も通うのに不便だったけど、親が送迎してくれたから行きたい所へ行けた。
部活も親の理解と協力があったから、続けられた。
大学も希望する所へ行くことができた。
もし、勉強なんてしなくていい、部活なんてしなくていい、大学なんて行かなくていい、って言う親なら、違う人生になっている。
おっ、偉いね。わかってるね。
上を見ればもっと恵まれた人が沢山いるけど、自分は充分恵まれてる方だと思う。
で、何をすべきか?
恵まれない環境の人に施しをするのは違う。
自立できる制度を作っていくことでは?
では具体的に?
それは母にはわからん。わかっていたら、ここにこうしていないでしょ。
橋本徹が言ってたことの受け売りだけど、今の社会構造に不満があるのはわかるけど、連続性の中でやっとここまで来た。
100年前、70年前の人はもっと厳しい環境で、貧富の差がもっと大きくて。
でも頑張ってここまでもって来たことを感謝していいんじゃないか。
これから先は若い人たちが頑張って、もっと良い環境にしていけばいいんだよ。
「偉人と呼ばれる人について考えてみたんだけど、野口英世は環境に恵まれてなかったんだよ。」
「そうだよ。でも、彼を支えてくれた資産家がいたから世に出れたし、医学に貢献できたんじゃない?その資産家も偉かったし、社会貢献だよね。」
「お母さんは何かしたの?」
「私は恵まれた環境の人なの?してないねー、ひと様の世話になってないだけだなぁ。」
痛い所を突かれ、ちょっとダメージをくらう。
自分のことは100%棚にあげて子育てするもんだ。
自分ができなかったことを、子どもにはやるように促してきた。
子どもが成長して、親が口では正論ぽいこと話しながら、じゃあ自分はどうなんだ、と聞かれるとグサグサと突き刺さる。
かつて私も母に言った気がする。母、ごめん。
とか何とか、話が逸れたような⁉︎
正解がないというのは本当に難しい💦
恵まれない環境の人を実際に目にしたことがないし、子どもの貧困率16%と聞かされても、ご飯を食べられない、着るものもない子を見たことがないし。
世界に目を向けたら、手に負えない。
結論
今の自分には、まだわからない。これから学んでいきます。
でいいんじゃね?
…娘はなんか納得いかないようでした。そして私はボディーブローが効いています。
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