我慢しても誰も褒めてくれないよ
東京23区内で熱中症で亡くなったかたが今月だけで130人以上だとか。武漢肺炎よりヤバイでしょ。
私の子ども時代には、クーラーのある家はお金持ちだった。
「◯◯くんち、クーラーあるんだって。」
「すげ〜。お父さん社長だもんなぁ。」
みたいなね。
実家に初めてクーラーが来たのは、昭和50年代半ばで兄が大学受験の夏。兄の部屋に取り付けられました。木目調で温度設定が出来るやつ。
お金持ちの家にしかなかった頃のものは、室温設定もなく、強と弱のみでひたすら冷やすやつ。
最初はいいけど、段々と寒くなってくる。
アレは確かに身体に良くなかったと思う。
今のお年寄りのエアコン嫌いは、そこから来るのかなぁと思ったりして。
昔とは明らかに気温が違うのに、かつてはエアコン無しで夏を過ごしてこれた、その成功体験?も一役買っているんだろうな。
30度以上が何日続いた、で騒ついていた頃とは違うんだがな。
たくさんの成功体験が これでいいのだ!
になり、状況が変化していても、良いものができてても頑なに変えようとしないってこと、
あるなぁ、と思いました。
ニュースを見ていたら、エアコンが故障した老夫婦の家のそれが映っていて、えっ⁉︎
木目調のエアコン、久しぶりに見たぞ。
昔、実家にあったぞ、その形。
古いものの方が電気代かかるんじゃないかなぁと余計な感想。
クーラーは体に悪い、または贅沢という呪文
には、しばらく私も囚われていてました。
子育て&専業主婦時代は、せめて午前中はエアコン無しで過ごさねば、と決め事にしていまして💦
なるべく自然にとか、稼ぎも無いのに贅沢だとか思っていたんでしょうね。
夫は文句を言うはずないのに、お姑さんや実母の評価を気にしていたんでしょうね。
2人の母が言う
「いい風が入るねー。」
は、エアコンいらないねー、に聞こえてしまった。
…数年後、実家も兄の部屋だけでなくリビングにもエアコンがきました。でも、来客でもないと付けないのね。
「おかあさん、エアコン付けな。暑いのガマンしても誰も褒めてくれないよ!それで熱中症になったら、笑われるだけだよ。」
と言う側になりました。
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