フレッシュマンがやって来た
数が月に1度、配置薬の営業の人がやって来ます。今回はいつもの人と違うので担当者が変わったようでした。
夕方の忙しい時間、ちょっと面倒くさいなぁと思いながら、玄関に配置薬の箱を置いて
「お願いしまーす。」
と、しばし放置プレー。
そろそろ終わったかなと玄関へ行くと、担当者が随分と若いことに気が付きました。
なんてったってお肌が綺麗です。
「もしかして新人さん?」
と声を掛けると
「はい、4月1日から社会人になりました。18歳です。」
先月まで高校生、マスク越しでもあどけなさが伝わってきます。
子どもがスーツを着ているみたい。
「担当は変わっていませんが今日は特別で。初めて一人で回っています。」
とのことでした。
ウイルスのスパイクを取るとかいう薬剤をPRしてきて
「どうですか?」
あまりの下手くそな説明に、一瞬買ってあげようかと迷ったけど、次回に断るのが面倒なのと、そんな素晴らしい物ならとっくにコロナは終息してるよね、とツッコミたくなりやめました。
だけど、本当にフレッシュでついつい
「頑張ってね」
だの
「気をつけてね」
だの声を掛けてしまいます。そのくせ何も買ってあげないという…。
帰って行くのを見送り、リビングに戻ると夫に
「若い子に鼻の下伸ばして。」
伸ばしちゃいないけど、お母さんの気持ちになってしまうのよ。
あの子のお母さんは、ちゃんと仕事やれてるかなぁ、とか嫌な思いしていないかなぁ、とか心配しているだろう。
我が家の子どもたちもきっと何処かで誰かに
「頑張ってね。」
と言われていたかもしれない。
やっぱりご祝儀に買ってあげればよかったかなぁ。
少し後悔しています。
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