オマエの相手ははオレがしてやんよ
おそらく再放送だと思うのだけど、たまたま見ていた「ワイルドライフ」とう番組で、ミツバチの生態をやっていた。
ニホンミツバチの天敵であるオオスズメバチが巣に近づいてくる。するとミツバチは羽を鳴らして威嚇するんです。しかし、侵入を許してしまう。
すると一斉にオオスズメバチに覆いかぶさり熱で蒸し殺すのです。
それを『熱殺蜂球』というのだそう。
1対1では到底敵わなくとも皆んなで力を合わせて蒸し殺す、というのは知っていたけど、今回知ったのは、その熱殺蜂球に参加するとミツバチ自身も寿命を削ることになるということ。半分とか1/3とかに。
それと、再びオオスズメバチと対峙することがあると、
「オマエの相手はオレがしてやんよ。」
とばかりに、前回の熱殺蜂球作戦に参加したミツバチたちがわらわらと前線に出て来るってこと。
前線に出たミツバチはオオスズメバチに噛み殺されたり、熱殺蜂球の熱で自らも死んでしまったりするわけです。
寿命が短い者が優先的に参加することで、巣の中の蜂の数を守り、種を繋いでいくための合理的な作戦。
しかし、ついつい擬人化してしまいミツバチの心意気のようなものを感じてしまった。
それから、オオスズメバチは仲間にミツバチの巣の場所を知らせるため匂いを残していく。
だからオオスズメバチを倒した後、ミツバチは葉を持って来て、その葉の汁で大掃除をして匂いを消すのね。
それらの知恵は生き残るための本能として刻まれてるんだろうなぁと感心した。
「ワイルドライフ」から、自分もそうあらねばという気持ちになったのだった😅
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