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夢見る頃はとうに過ぎたけど

地方住みアラフィフ主婦のあれこれ思ったこと

どっちも正解だった

NHKの朝ドラを見たり見なかったりの時期もありつつ、『ゲゲゲの女房』あたりからは連続して見ています。

今回の『ちむどんどん』は、ここ12年私の中でもワースト3に入る感じです。出演者も沖縄も誰も得しないドラマに仕上がり気の毒だったな、と思いながらも見ています。

 

今週は、ヒロイン暢子の結婚を相手の和彦母に

住む世界が違う

と反対されているお話。和彦の家は資産家だからね。でも、住む世界が違うというのは間違ってない気がします。

 

我が家は資産家でもないし、沖縄出身だの母子家庭だの貧しいだの、仕事を続けることだのは全く関係なく、でも息子が暢子を連れてきたら嫌だなぁと思った。

住む世界が…ではなくて、

詐欺に簡単に騙され、

時にはその詐欺に加担し、次々と借金を作り、 

それを家族に押し付け、

お世話になってる人に感謝もなく迷惑をかけて、

反省も更生もすることもなく、

ギャンブルで一発当てることしか頭にない兄がいること。

その兄を叱ることもなく尻拭いを続けて「仲の良い家族」とか言ってる価値観の違いが理由です。

そんな「仲の良い家族」の一員となったら、巻き込まれるのは必至。どうしてもと言うなら縁を切りたいと思うわ。

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それで思い出したのが明治生まれの祖父母の結婚話です。

祖母の実家は商売をしていて、大金持ちではないけど小金があった。それを親が博打に突っ込んで、商売は上手くいってるのに借金があったそうな。 

また、祖母は弟と妹と一緒に東京で暮らし面倒をみていました。

祖母の親は、結婚すると祖母の仕送りが無くなるので反対。

祖父の実家はそんな家と親戚になったら(金銭的なことで)巻き込まれる、騙されているんだ、と反対。

すると祖父は、祖母の実家の借金を肩代わりして、弟と妹も連れて嫁に来いと結婚したのだそうです。

 

その話を10代か20代の頃に聞いた時は、

「おじいちゃん、男気!カッコイイ〜!」

と従姉妹と盛り上がったものです。

でも今は、祖父の両親の気持ちがわかります。エゴと言われようが我が子には出来るだけ平らな道を歩ませたいのが親心だもの。

 

父や伯母たちによれば、

しあわせな子ども時代

だったそうなので、長くはなかったけど円満だったようです。

 

しかし空襲で祖父が亡くなり、疎開していた祖母が終戦後すぐに祖父の実家へ預けていた荷物等を取りに行くと、

「お前のせいで、死んだんだ!」

と罵倒され、荷物は返してもらえなかったそうです。それ以来、祖父の実家とは絶縁になりました。

だけど、祖父の骨はこちらにあるのです。

その事を最近になり不思議に思います。簡単に渡してもらえたのかしらと。

『鬼龍院花子の生涯』の夏目雅子さんのように

「なめたらいかんぜよ!」

とでも言って持って来たんかな?

もう確かめようがないので妄想が広がります。

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戦後、曽祖父母の懸念した通り、祖母の実家は破綻してしまったので、もし祖父が生きていたら火の粉が降りかかっていたかも…

どっちも正解だったなぁと思います。

 

 

 

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