きっと泣きたくなる
何故、娘がこんな生乾き臭子になってしまったのか…。
大学3年生は就活のために、早期選考のために、経験を積むために、いくつも企業のインターンへ参加するのだそうです。
参加するにもエントリーシートを提出して、web試験があったり、グループディスカッションがあったり。それで何十社と出してはバンバンと落ちるらしい。
インターンの参加資格を得るために「ガクチカ」とかいう学生時代に力を入れたエピソード作りや自己分析だとか、それに伴う相談会だのがあって……と、私にはよくわからんのだけれど。
大学入学とともにコロナ禍だったのにか⁉︎
と思うけど、そんな時に受動的であってはならんのだそうです。
エピソードが弱いからと、慌ててやり甲斐搾取的なバイトをしたりもするわけです。
それでやる事が増え、結果に落ち込んだりして、日常生活が上手く回せなくなり、洗濯物は溜まり放題。
まとめて洗うも詰め込み過ぎて汚れが落ち切れず、窓を開けることもなく部屋干しして、次第に臭くなっていったようです。
これでは、企業にもバイト先にも彼氏にも友だちにも嫌われてしまいますね。
今回は、臭くなったタオルや衣類を全て洗濯し直しましたが、部屋の隅には春物の衣類が山になっていました。娘の言うには
「今年は、あっという間に夏になった。」
のだそうです。まぁ確かにね。
この山は、幸い生乾き臭がしないのでコインランドリーやクリーニングへ持ち込むように言ってみましたが、おそらく娘は放置するでしょう。
だから、段ボール箱に詰めて我が家へ送ることにしました。
娘の部屋は東向きなので朝しか陽が入らず、今の時期は涼しくていいけど、厚手のものは乾き難いかもしれません。
悩んでいた除湿機も結局購入したので、サーキュレーターと併用し、洗濯物を洗濯機に大量に詰め込まないことや、長い物と短い物を交互に、間隔をあけ干すこと等を伝授したから、もう生乾きの嫌な匂いは大丈夫かなと思っています。
あとはクローゼットや引き出しの中を点検し、中高時代の(!)着ていない服や毛玉だらけの服、色あせたりヨレヨレの衣類やタオル類、バック等を処分させて、少しスッキリしました。
引越しですか? くらいゴミ出しをしました。
短い期間だったけれど、娘の部屋で洗濯して掃除して、娘の帰りを待ち、ご飯を作って、夜遅くまでおしゃべりして、この街で日常の買い物をしたりと、やっている事は普段と同じでも非日常を味わいました。
窓から日が暮れていく空を眺めながら、いつかこの時のことを思い出して、なんて愛おしい時間だったんだろうと、きっと泣きたくなること確定だなぁと思います。
私は戻るのが、何だか寂しくなってしまいました。
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