まさかの展開に心が追いつかなかった
夫方の素敵叔母さまのリンパ腫再発が確認され、治療のため入院となりました。
この間、先生からは
「深刻ではないけど、ショックだよね。」
という言葉をかけられ、寄り添ってくれる先生だなと思ったし、「深刻ではない」はとても心強いものでした。
入院前にいろいろと検査があり、昨日叔母さまを病院へ送りました。その前に先生からの説明を聞くことになっていて、叔母さまとふたりで先生の前に座りました。
7年間再発もなく、昨年夏に寛解となっていたリンパ腫はこの半年の間に5箇所再発してしまっていること。
その他に、胃に癌が見つかり重複癌であること。
どちらか一つなら深刻ではないが、同時に治療ができないので、片方を優先するともう片方が更に増幅していまうこと。
年齢もあり体力に心配があること。
どちらの治療も上手くいく可能性もあるが、最悪のことも想定しリビングウィルを作っておくこと。
介護保険申請をしておくこと。
そんなような説明でした。
つい数分前までは楽観的で、こんなことを全く想定していませんでしたし、先生のお話を伺いながら心の中で
いや先生、そうは言ってもね…
と否定しようとするのだけど、もうそれが追いつかなくなってしまい、涙が溢れてきました。
叔母さまを不安にさせてはいけないから泣いてはいかんと思っているのにダメでした。
お話が済み、叔母さまと顔を合わせた時、お互いに気丈であろうとするのだけど、言葉を放とうとするとふたりとも涙が溢れてしまい、気の利いた言葉が出ませんでした。
ただ入院のために送ってきたはずだったのに、こんな場面に立ち会うことになるとは思ってもなくて、心の整理が上手くできず看護師さんからも
「気をつけてお帰りくださいね。」
と心配されてしまいました。
こちら叔母さまとは、これまで年始の挨拶くらいのお付き合いでしたが、旦那さまが亡くなってから親しくさせてもらってます。
もしも以前のような1年に1度くらいしか顔を合わさなかったら、
「それはお気の毒だね。」
と冷静に受け止めていたように思います。
わずか1年半であっても、ちょこちょこ顔を出してお喋りしたりして、だんだんと人となりを知り素敵な人だな、こんな風に歳を取りたいなと思うようになりました。
いつからか周りに憧れるような女性の先輩を見つけることもなくなり、またそれを求める気もなくなっていたので、とても新鮮でした。
一晩寝たら少し心の整理ができてきた気がします。
今後、どのような経過になるのかわかりませんが、どう転んでも対応できるように準備していきたいと思っています。
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