小さな幸せじゃダメなんですかね
友人が紅葉狩りに誘ってくれました。
鮮やかに色づいて本当にきれい。もみじ谷と呼ばれるその場所は昼間でも幻想的で、紅葉を下から見上げて歩き、何度も脇の溝にハマりそうでした。
若い頃は紅葉だとか全く気にもとめず、ただただ前だけ向いて生きていたよねー
段々と心が豊かになってきたねー
子どもの頃はちゃんと感動してたから先祖返りしたんかねー
そんな事を話しながら眺めておりました。
近くに神社があって、来た以上はお参りをせねばとお参りしていると、友人が
「今年、八方塞がりだって!」
と横にある厄年などの看板を見ながら言いました。
「そうだよ、私も2週間前くらいに知った。」
「だけど今年も残りひと月半だわ。」
「八方塞がり感はなかったね。」
先々月にも別の神社の境内でニホントカゲに出会ったり、今回も紅葉シーズンで駐車場は満車状態なのに、ふっと空いてベストポジションに止められたり、そんな小さな喜びを大きく喜んでいるからでしょうか。
知らなければ気にならないし、知ってたとしても気にしなかったような…
若い頃は占いが大好きだったけど、さすがに半世紀以上生きると、もう全然。
全て自分がやったこと、選んだことの結果なんじゃないかと思う。
ご先祖様は苦しんでいないし、白馬に乗って王子様は現れないし、縁もゆかりもない人が儲け話を運んでくることはないし、大金が降ってくることもない。
昨夜のニュースで、業務停止命令が出たアムウェイで、500人勧誘したって人が被害者ポジションで出ていたけれど、お前様も加害者だけどなと思った。
「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。
私もアムウェイに勧誘されたことがあって、当時はアムウェイ自体知らず話を聞いていたら、宗教みたいで気持ち悪くなり断りました。
マルチと宗教、似てるよね。
結局、何かのせいにしていた方が責任が回避できて楽だから、例え今流行りの統一教会の信者さんを救った(?)としても、また別の何かにハマるんじゃないかなぁ。
小さな幸せじゃダメなんですかね。
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