不機嫌な息子
地元に配属となった新社会人の次男。
新生活のスタートは、あいにくの雨模様。
バタバタと初出勤を見送りました。
配属先が決まって帰って来るまで2日。
翌日出社。
荷物のほとんどが、まだ東京のアパートにあります。
引越しのことや今後の通勤手段のこと、地方なので車は必須だし、交通の便が悪いのでアパートを探さないと等々、考えることも多いのに時間が足りない。
そして何よりも現実感がない、受け入れられない、でも、前に進まねばならない。
そんなこんなで不機嫌な次男。
「最悪。地元だけは嫌だった。すごろくで振り出しに戻る、が出た感じ。」
予想通りなんだけど、言葉にされると、こちらもしんどいよ。
その後も次々と、地方の不便さを訴え続け、とにかく今の不満な状態に対して出費はしたくない、新生活への期待はゼロ。
「そんなに東京に居たかったのなら、全国区じゃなくて東京の企業にすればよかったんだよ。」
と言うと少し黙りました。わかってはいるんです。その後は、うんうんと共感に徹しました。
どうにもならないとわかっていても、言いたい、気持ちを吐き出したい、ってとこなのでしょう。
そんな不機嫌な息子を見ていたら、すっかり忘れていた記憶、30数年前の兄のことを思い出しました。
やはり全国区の企業に就職、3カ月の大宮での研修を終えると地元配属になり、帰って来ました。あの時も、両親はそれはそれは喜んでいたのと対照的に兄は不機嫌でした。
誰だって何事も全て希望通りに、思い通りにならならないもの。それでも新しい環境や生活に慣れ、新しい出会いもあって、そこで嬉しいこと楽しいことを積み重ねて、いつの間にか受け入れて前向きに暮らしていけるはず。そんな風に人間はできているはず。
それまでは、不機嫌な息子に付き合って行きましょう。
離れているといくら心配しても見えないけど、側にいると見えてしまうから、良し悪しですね😰
夫は、次男の初出勤が心配で心配で💦朝5時まで眠れませんでした。
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