似合う服がわからなくなったのか⁉︎
長年通っている個人経営の美容院のお姉さんは、長年通っているうちに還暦を過ぎました。
途中、何度か浮気して若い人のいる美容院へ行くこともありましたが、段々と面倒になり最近は一途です。
先日お邪魔した時、お姉さんとの雑談の中で
「最近、似合う服がわからなくなった。」
という話題になりました。
仕事中はシックな装いのお姉さん。実はキャラクターが大好きだそうで、ある日スーパーへ買い物にいくのに、娘さんが捨てた服の袋から取り出してきたたチェックのパンツを履き、ミニオンが真ん中にドンとプリントされたトレーナーを着て行ったそうです。
すると、何やら強い視線を感じたらしく
「やっぱり66のおばちゃんがその格好では変なんかね?」
また夏の頃には、焼肉屋へスパイダーマンのTシャツを着て行くと、隣の席にいた小学生の男の子が同じTシャツを着ていたそうで、
「あの男の子は嫌だったかもね〜。」
とふたりで笑ってしまいました。
また、息子さんの引越しの手伝いの時、セーターの上にエプロンを付けて作業をしていて、途中役所へ用事に行くと
「いつまでエプロンしてるの?」
と息子さんに言われ
「あ!そうだったね。」
と外したら、真ん中に大きな可愛い羊のアップリケのセーターが現れた。それを見た息子さんに
「何を着てきてるんだ!エプロンを付けろ!」
と怒られたのだそうです。
そういえば、私が小学生の頃にネグリジェというものが流行り、お姫様みたいと憧れて買ってもらったんだけど、寝ているうちにめくれてしまうので着なくなりました。
おそらくその時代、美容院のお姉さんも学生で、何かの手術入院をし、お母さんはお店があって忙しいから付き添いにおばあちゃんが泊まってくれたのだそうです。
夜、寝る前にトイレへ行き病室へ戻ると、おばあちゃんがド派手なピンクのネグリジェを着て横たわっていて、びっくりしたお姉さんは
「頼むから脱いでくれ!可笑しくて(手術の)傷が開いてしまう!」
おばあちゃんは、ここぞという時に着ようと持って来たのに孫に否定されて、渋々着替えたとか。
「やっぱり血は争えないのかも。」
という結論に達しました。
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