津川さんの講演で心に残ったこと
だいぶ前のことですが、故津川雅彦さんの講演に行ったことがありました。
知人からチケットをいただいたので、喜んで出かけました。
内容は忘れてしまったことの方が多いのですが、私にとっては2つ印象的で覚えています。
その1
縄文時代の頃と同じ時代に世界のほとんどの地域には見つかっている遺物が、日本には見つかってない、と。
それは、対人用武器
その時代、日本に住む縄文人と呼ばれる人々は、争い事で他人を殺めることをしなかった。
「それは凄い事なんですよ!」
と力説されていました。
それが出てくるのは、弥生時代と呼ばれる頃から。争い事があるので装飾に手間ひまをかけられなくなり、土器がシンプルになった。
小学6年生から高校まで3度にわたり、歴史の授業があったけど、この最初の部分が異常に長く、近代史は3学期で走り走り終わることが繰り返されてきました。
この最初の部分がつまらなくて、つまらないのにテストには必ず出るから、ただ解答として覚えただけでした。
津川雅彦さんの力説のおかけで、縄文時代に興味を持ちまして、自分の中にあった縄文時代のイメージがガラリと変わってしまいました。
それまでは、賑やかで華々しい戦国時代に興味津々でしたが、ミステリアスでロマンだらけの古代に興味津々になりました。
もっとドラマチックに、どうしての部分を教えてくれたら覚えやすいし面白いのに。
淡々と出来事だけだとつまらないですよ。
その2
民主主義だから多数決で決めるが多数が常に正しいとは限らない
聞いた時は、うーん…
何かを決定するときに、賛成派と反対派がいる。どちらも真剣に考えている。
でも半分は関心のない人たちで、多数決で決めるとなると、その関心のない人たちもどちらかを選ばなければならない。
そのために、真剣に考えている人たちではなくて、関心のない人たちによって物事が決まる。
なるほどなぁ…と時間が経つほどわかる気がしました。
関心のない人たちを自分の味方にするために、賛成派も反対派も説得工作します。
できるだけ 耳あたりのよい言葉を使います。
相手側の悪い所を強調して不安を煽ります。
学校や地域の役員決めにしろ何にしろ工作はありますね。
あの人にやらせればいい。今まで何もしてないんだから。
あの人がなると、いろいろ面倒になるよ。メチャクチャになるよ。
この人に投票して。
とかね。
2012年の記事だけど、元毎日新聞の記者だった鳥越俊太郎氏の発言は、新聞社が何をしているかを、教えてくれている。
— Chieko Nagayama (@RibbonChieko) 2020年5月25日
①世論調査は世論操作である
②数字は”公正中立””客観的”かのように見えるだけに、民意が加速しやすい
②国民の心情を煽り”民意”を作ることは可能
もうメディア権力に騙されたくない https://t.co/9ST39ZAQOH pic.twitter.com/0TZADDAeCS
私も"風"になりました。
切腹!🎸ジャン!(古っ)
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