女性委員の推薦にご配慮ください
私が勤める地域コミュニティ組織に、年度末のこの時期になると、様々な何ちゃら協議会、何ちゃら連合会から委員の推薦依頼が来ます。
そして必ず、女性委員の推薦にご配慮ください的な事が書かれています。
かつて、それを真に受けた会長が、まだ2年目の私に
「行ってくれ。座ってるだけでいいから。」
と、訳もわからず何ちゃら協議会へやらされたことがありました。
市が掲げる、
行政と市民との協働による地域づくり
のガス抜き的な会で、行政職員がサンドバッグになる会議でした。
行ってみて、
なんと場違いな所へ来てしまったんだろう…
と後悔したけど、後の祭り。
委員30人くらいいて女性は5人ほどで、うち2人は公募の方でした。
こんな平日の昼間の会議、現役で働いている人は出られるはずありません。
時間のやり繰りがきく自営の方か、リタイヤした元議員、元役人の方、公募で来た市民活動家もどきばかりでした。
顔を出していた、知り合いの女性市議から
「普通の主婦の方が来てくれるのは、とても嬉しいです。主婦の目線、意見も必要です。」
と慰められましたが、そんな目線など使うところはありませんでした。
市政のことを全くわかってなかったので、せめて議題についていけるように、毎日、新聞の地方欄を読んだり、市議会だよりを読んだりしましたが…
とにかく意見を求められないよう、議長と目を合わせないように下を見て過ごしました。
私に白羽の矢が立ったのは、あちこちに声掛けしたけれど全て断られての苦し紛れ。
任期は全うし、個人的には社会勉強になったけど、会にとってなんの役にも立たず、費用弁償1回3,000円を貰っていました。
「女性なら誰でもいいからって行ったところで、本人は辛いし、周りは迷惑だし、税金の無駄だし、地域の恥だし。
女性でも男性でもどっちでもいいけど、それに見合った人を出さないとっ!」
と、散々文句を言ったので、以来
女性委員の推薦にご配慮
に配慮しなくなりました。
ただ、後なって気が付いた。
あの会議は、特定の方の演説会になっていて、職員への八つ当たりの場になっていて、会議が長すぎて(4,5時間くらい)、
主婦は忙しいから手短かにして欲しい
それが主婦の目線や意見だったなぁ。気づくのが遅かったです。
ポチっとお願いします
励みになります
↓↓