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夢見る頃はとうに過ぎたけど

地方住みアラフィフ主婦のあれこれ思ったこと

悔しくて泣いた日から四半世紀経つのね

母を病院へリハビリと診察で連れて行った帰り、お昼ご飯を食べようと新しくできた廻る寿司屋へ行きました。

食べ物、料理に関しての記憶がスポッと無くなってしまった母ですが、何故かお刺身は目を輝かせ、今回のお寿司は母のリクエスト。

ランチの握りを頼み、運ばれてくると

「どうやって食べるんだっけ?」

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小皿に醤油を入れてあげて、

「ここで醤油を付けて食べるんだよ。」

「どこに?」

「ここに。醤油入れたから。」

「誰が?」

「私が。」

「どこに?」

「はっ? (いや、キレてはいかん)

まぁいいから食べなよ、美味しいよ。」

などと言いながら、店内に目をやりました。

 

カウンターの中で職人さんが握っている店舗です。

すると、カウンターの中に私の幼馴染とよく似た女性の姿が!

二度見、三度見。間違いない、幼馴染の妹Mちゃんだ。

 

前にいた店舗が閉店になって、新規オープンのこの店に来たんだなぁと思って、母に

「カウンターの中でお寿司握ってるの、Mちゃんだよ。」

と教えました。

 

食べ終えて会計をしていると、母がカウンターに向かって手を振って

「わかる?」

とか言っています。Mちゃんが気がついて

「あぁ!ご来店ありがとうございます!」

私も近くに行って

「こっちのお店に来たんだね。」

するとMちゃんは、ポケットから名刺を出して

「また来てください。」

と渡してくれました。

お店を出て、名刺をよく見るとMちゃんの肩書は店長。

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Mちゃんは高校生の頃からここの系列のお寿司屋さんでバイトをしていて、そのまま就職しました。

まだ20代の頃、幼馴染から

「妹が、女だから寿司を握らせてもらえないって。泣いて悔しがってる。」

と聞いたことがありました。

 

数年前、何気に入ったお寿司屋さんでMちゃんを見かけ、その時もカウンターの中で握っていて、職人さんになれたんだなぁと。

 

悔しくて泣いた日から四半世紀経ち、そうか、Mちゃんはガラスの天井を破ったんだね、頑張ったんだね。

そして、廻る寿司激戦区に店長として乗り込んで来たんだねと、私は何だかとっても嬉しくて。

貰った名刺をを写真に撮り、

"オバちゃんはとっても嬉しかった"

と早速幼馴染にLINEしました。

まぁMちゃんもいい加減オバちゃんなんだけども…

 

その後スーパーへ行くと、ついさっきお寿司を食べたばかりなのに、また刺身を購入する母。

「まだ食べるの?」

と言うと

「だって、これだと2人で食べられる量だよ。」

なんて答えにならない返し。

もう好きなだけ食べればいいさ、と思うのでした。

 

 

 

 

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