男気スイッチは良いけど繊細…
夫方の素敵叔母さま(77歳)は数年前にリンパ腫になり、それは昨年夏に寛解となりました。
それとは別に一昨年、大腸がんになり手術をし、現在も定期的に病院へ検診に行きます。
その定期検診でリンパ腫の再発の疑い…
たった半年で?って思いました。
旦那さまは叔母さまが大腸がんになったタイミングに、肺がんが再発。
「もう辛い抗がん剤治療はしたくない。」
と余命3ヶ月の道を選びました。
叔母さまはひとりになって淋しい反面、自由になりました。
自身の闘病もありながら夫の世話も心配もしていたのが、もう自分のためだけに時間も心も使えるからです。
好きな映画を観たり美術館へ行ったり、お友だちとランチや旅行へ出掛けていて忙しそう。
そんな時間をもう少し待たせてあげたいなぁと思っています。
私もこれまでお正月にほんの少し会う程度のお付き合いしかしていなかったのが、旦那さまが亡くなってからは月に数回お邪魔したり、連絡を取ったりするようになりました。
リンパ腫再発を知って、叔母さまはエンディングノートを作り出し、通帳をコピーしたりと終活準備をし始めました。
旦那さまは余命宣告されているにも関わらず、終活を一切せず逝ってしまい、後が大変だったからかと思います。
まだ詳しい検査結果も治療方針も決まっていないのに、再発の話を聞いた途端、夫は男気スイッチが入ってしまったのか、その日のうちに
これからは病院の付き添いをする
宣言をしました。
今は特に症状があるわけでもなく、相変わらず映画やお芝居を見に出掛けているのに、病院だけ送迎って。たまに病院終わりにお友だちとランチしたりしているのに…
叔母さまも遠慮したらしいし、私もまだそこまでしなくていいんじゃなかろうかと思うけど、それを口にすると意地悪みたいで止めました。
宣言したはいいが、実はとても繊細な夫は病院へ行くことが、担当医と話をすることが、叔母さまと終活の話をすることが怖く逃げたい。
それで仕事を理由にして私に振ってきます。
私は病院への送迎も、入院した場合のお届け物や留守中の管理等は全く構わないのですよ。
でもデリケートな話がある時は夫じゃないと無理でしょと思うし、叔母さまだって私とは浅すぎて落ち込めないと思います。だから
「検査結果が出る日や治療方針の説明の日とかは(夫が)行ってあげなよ。そっちの方が心強いと思うよ。」
と言うと肩を落として部屋を出て行きました。
私は実家の母を病院や買い物へ連れて行ったりしているのに、叔母さまに対してはしないようで…
母はひとりで何処へも行けないし他人さまと意思の疎通が難しいしなぁ
何だか行きづらくなっちゃうじゃないか。
罪悪感を持たせるのが上手いなぁ…
でも逆の立場ならそう思うんだよなぁ。
ポチっとお願いします
励みになります↓