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夢見る頃はとうに過ぎたけど

地方住みアラフィフ主婦のあれこれ思ったこと

母の転院 嘘みたいだった

先月、脳出血で救急搬送された母の転院がバタバタと決まりました。

兄も慌てて有給を取り、姪(兄の娘)と3人で迎えに行きました。

どんな状態なんだろう、不安と期待と…

 

母の支度が済むまで、リハビリ担当の方から説明を受けました。

母の脳出血は、出血量が多かったが麻痺が出る部分を少し外れていた、とのことで、

今はスタスタと歩いてトイレも行けます

えっ⁉︎

右手も普通に使えていて、折り紙も折れます

えっ⁉︎

 

ただ、右側がよく見えていなくて歩いていると、右側の壁などにぶつかる

ほうほう…

 

麻痺は殆どないが、言語を司る部分は損傷があり、半分くらい会話が噛み合わない

こちらの言ってることは理解しているようで、相槌はちゃんとできている

言いたい言葉が出てこない

ふんふん…

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その後、看護師さんに連れられ、母が現れました。支えられるわけでもなく、スタスタと歩いていました。

ええっーーー!

3人で感嘆。

母は、私たちを見てとても驚いたように、嬉しそうに寄って来ました。

 

倒れた日は意識障害が強かった、と看護師さんからの説明があった通りで、

倒れた日の全ての出来事(お寺さまとお経を読んでお茶したとか、雪かきしたとか)を憶えていない、気が付いたら知らない病院にいた

自分が入院してることは他人に言わないようにと、つたない言葉を繋げながら話します。

 

「無理無理!救急車が来たんだよ。近所の人、皆んな知ってるって。」

「◯◯さんなんて、心配して泣いてたよ。」

「伯父さんが他の親戚にみんな連絡したし。」

と私たちが言うと、目に涙を浮かべ笑っていました。

 

嘘みたいです。

 

嘘だったらいいのに

あの日、思っていました。

kappanomimikaki.hatenablog.com 

kappanomimikaki.hatenablog.com

 

転院先の病院で、母は看護師さんに自分の名前を聞かれ

「えーっと…す、違う。つ…違う、何だっけ…。」

頭には浮かんでいても音が出てきません。

生年月日も出てきません。

 

それでも、ここまで身体が動くというのは思いもしなかったし、トイレに行けたら御の字だったので、もうお釣りがきます。

これ以上、何を望むことがあるんだろう。

病衣に着替え、看護師さんに連れられて行く母の後ろ姿を見ながら思いました。

 

これでまた、しばらく面会はできません。

少し気になるのは、母が朗らか過ぎたことでした。

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半月前に衝動買いしたボケの花。

久しぶりにお天気が良かったので、外に出していたら咲きました。

 

 

 

 

 

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