人生の春休みを過ごす
50肩の手術のため入院していた夫が帰ってきました。2週間〜3週間て話だったのが9日というスピード退院。
喜ばしいことだけど、もう少しゆっくりして来てもいいのよ…なんて。
kappanomimikaki.hatenablog.com
娘の帰省があったりで、シングルライフは実質5日。何をしていたか、というより何をしなかったかといえば料理をしなかった。
一度もご飯を炊きませんでした。
夕飯前にお風呂に入り、缶チューハイと買ってきたお惣菜を食べてた。そして、眠くなったら寝て…そんな束の間の春休みも終わり、真面目な主婦に戻ります。
夫の腕は痛みがまだあるものの、肩より上に上がらなかったものが、頭より上まで行くようになりました。
リハビリは近くの整形外科で継続しながら経過を見ていくそうです。
入院中は、周りの70〜60代の先輩方に可愛がっていただいたみたい。
皆さん、腕を吊ってはいても内臓は元気だし歩けるから病棟内をウロウロしていて、しだいに仲良くなるようです。
夫がリハビリを終えて寝ていても、
「おーい、お茶の時間だぞー。」
とニコニコ呼びに来て、談話室に行くと持ち寄りのお菓子やお茶等が用意されているのだそうです。面会禁止になっているからか、患者が勝手に開くお茶会や交流会は咎められることはないようです。
夜中に「た、助けてくれー!」「死ぬー」とか叫ぶおじいちゃんがいて、同室の人が
「どうか助けてやってくれ。」
と代わりにナースコールしてるとか
ササキのじじいと呼ばれるその人は、うるさいから病室をたらい回しにされいて、おじさんたちの間では
「お前の所にササキのじじいを送り込んでおいたぞ。」
などと話題の提供をしてくれてたとか
頓珍漢な話をしてはアハハアハハと笑って過ごしていたようで、楽しかった様子がうかがえます。
退院の時はお世話になった先輩たちに、夫が持ち込んだガーナチョコレートを1枚ずつ配ってきたそうです。
久しぶりにシャバに出た夫の
「肉が食べたい、焼肉食べたい。」
の要望で焼肉を食べに行きました。
隣りの席に酔った60代かな思われる男性2人がいて、喧嘩してるのか⁉︎と思うほどの大声で喋っていました。そのうち、店員さんに
「会計して。領収書は要らない。」
すると、もうひとりの男性が
「要らないんですか?」
「要らん、落とせないから。」
「落とせばいいじゃないですか。」
そんな会話をして支払いを済ますと、タクシーがくる前にトイレに立ちました。
しばらくして戻ってくると
「おい、俺、金払ったか?」
と。もう片方が
「いやぁ…払ったみたいだけど…」
「領収書がないから払ってないんじゃないか。普通あるだろ、領収書。聞いてくる。」
そんな大声のやり取りが、夫にはツボだったらしくずーっと下を向いて笑ってました。そして、
「病院にいるとき毎日こんなだった。こんな会話ばっかりしてた。」
それは楽しい毎日だっただろうなぁ、夫も春休みだったなぁと思いました。
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